個人輸入と関税

個人輸入と関税

最近は外国で販売されている商品を個人的に輸入しようとする人が増えてきました。
商業的な輸入と個人輸入は区別されており、個人の使用に限定したものであれば利用制限はほとんどないのです。
もちろん、この背景にはインターネット普及があります。
外国の情報をリアルタイムに知ることができる環境が重要だからです。
個人輸入を代行するためのサービスも世界中にあります。
手続きはインターネット上でできるのですが、実際の物の移動には人手が必要となるからです。
個人輸入のために外国まで出かけていたのでは、費用がいくらあっても足りません。
個人輸入で気を付けなければならないのが関税です。
関税は輸入の時に支払う税金です。
基本的にはすべての物に関税がかかると考えるべきです。
したがって、外国で販売されている時には安い価格だと思っても、最終的に手にした時にはかなり高いものになってしまう恐れもあるのです。
関税がかかるのは輸入しようとするものが一定量を超えた時です。
つまり、少量であれば関税はかからないのです。
もちろん、その量は品物の種類によって細かく決められています。
また、関税の他に消費税や通関手数料も支払わなければなりません。
外国のサイトで欲しいものが見つかったと思って、慌てて購入手続きをしないようにしましょう。
一般的な関税の計算は商品価格の60%に対して、関税率をかけたものが関税となります。
つまり、商品の40%に対しては無課税となります。
また、商業目的の場合は100%の課税となります。